モトクロス・オブ・ネイションズとは
モトクロス・オブ・ネイションズ(Motocross of Nations)は、1947年から開催されているモトクロスの国別対抗戦です。FIMが公認する世界選手権格式の大会で、各国代表のモトクロスライダー3名がチームとして総力戦を繰り広げる世界最高峰の伝統ある大会です。
日本での開催で盛り上がった、ラグビーワールドカップ、サッカーワールドカップと同等の競技会と例えれば、よりわかりやすいかもしれません。
代表チーム編成とレースフォーマット
MXGP、MX2、オープンの3人。クラス毎に予選レース(20分+2周)が行われ、各クラスの順位をそのままポイントとして計算。チーム内のワーストリザルトを除いたベスト2のみが有効ポイントとなり、この合計が少ない順に予選総合順位が決定される。
1〜19位までがストレートで決勝に進出。2019年よりCファイナルが廃止されたため、20〜32位がBファイナル(敗者復活戦)に回り、33位以下は予選敗退。Bファイナル(20分+2周)は、39台(3人×13ヶ国)によって争われる。チーム内のベスト2の有効ポイント合計により、総合1位のチームのみが決勝に出走できる。
20チームによる決勝は3ヒート制。MXGP/MX2、MX2/オープン、MXGP/オープンという順で、2クラスずつの混走による決勝(30分+2周)が3レース行われ、各々の順位をそのままポイントとして計算。チーム内のワーストリザルトを除いたベスト5のみが有効ポイントとなり、このトータルが少ない順にチーム成績1〜20位が決定される。総合リザルト21位以下は、B決勝2位〜最下位、予選33位〜最下位となる。
分かりやすく説明すると
◆各国を代表するチーム編成は、MXGP、MX2、オープンの3人。
◆クラス毎に予選(20分+2周)が3レース行われ、各クラスの順位をポイントとして計算。チーム内のワーストリザルトを除いたベスト2のみが有効ポイントとなり、この合計が少ない順に予選総合順位が決定される。
◆予選総合1〜19位(3人中2人が有効)→決勝
◆予選総合20〜32位(3人中2人が有効)→B決勝
◆予選総合33位〜(3人中2人が有効)→敗退
◆B決勝(20分+2周)には、各国全員(3台×13チーム=39台)が同時に出走する。
◆B決勝総合1位(3人中2人が有効)→決勝
◆20チームによる決勝は3レース制。2クラスずつの混走(40台)による決勝(30分+2周)が3レース行われ、各々の順位をポイントとして計算。チーム内のワーストリザルトを除いたベスト5のみが有効ポイントとなり、このトータルが少ない順にチーム成績1〜20位が決定される。
◆総合リザルト21位以下は、B決勝2位〜最下位、予選33位〜最下位となる。